名古屋市港区の和食店(45席)さまから「居抜きで入ったお店のゴキブリが増えてきて、自分たちではどうにもならない」とご相談をいただきました。2回の施工で、初回から3週間後にはほぼ見られない状態になっています。使った薬剤、作業時間、ビフォーアフター写真まで、実際の流れをそのまま公開します。
この施工実績のポイント
- 場所:名古屋市港区の和食店(45席)
- 害虫:チャバネゴキブリ(厨房機器の裏、コールドテーブルのモーター部、ホールの収納扉まで拡大)
- ご依頼のきっかけ:居抜きで入居後にゴキブリが増え、市販品では対処できなくなった
- 施工回数:2回(1回目 2026年3月10日/2回目 2026年4月3日)
- 作業時間:1名で約1時間
- 結果:初回から約3週間でほぼ見られない状態に
- その後:月1回の定期管理を継続中(現在の作業時間は約20分)
ビフォーアフター|厨房のチャバネゴキブリはこう変わりました


ご依頼の背景|居抜き物件で少しずつ増えていった
ご依頼のきっかけは、居抜きで入居されたあと、ゴキブリの数が少しずつ増えてきたことでした。市販の殺虫剤で対応されていたそうですが追いつかず、「自分たちではどうにもならない」というところでご相談をいただきました。
実際にお伺いすると、チャバネゴキブリは厨房のあらゆる場所に広がっていました。床の隅、厨房機器の裏側、そしてホールの収納扉の内側まで。写真のとおりかなりの生息数で、正直に言えば「駆除完了までは時間がかかるだろうな」というのが第一印象でした。
チャバネゴキブリは体長10〜15mmほどの小型のゴキブリで、暖かく湿気があり、エサと隙間がそろった場所を好みます。飲食店の厨房はまさに好条件がそろってしまうため、一度住みつくと市販の殺虫剤だけで抑え込むのは簡単ではありません。
どこから入ってきたのか|考えられる3つの侵入経路
居抜き物件の場合、前のテナント時代から生息していた個体が残っているケースがあります。ただ今回の店舗では、それに加えて外から新しく持ち込まれる経路もいくつか考えられました。
- 仕入れの野菜が入った段ボール|段ボールは保温性が高く、波状の内部が卵鞘(らんしょう)を産みつけるのに適しています。産地や倉庫の段階で紛れ込むことがあります。
- おしぼりのケース|定期的に出入りする通い箱は、外部と店内を往復するため、侵入経路になりやすいアイテムです。
- お客様の手荷物|観光や出張で訪れるお客様が多い立地では、カバンやスーツケースに紛れて持ち込まれることも考えられます。
駆除と同時に、こうした侵入経路をご説明し、納品された段ボールは店内に置きっぱなしにせず、その日のうちに畳んで外に出すといった運用面のアドバイスもさせていただきました。薬剤だけでなく、持ち込ませない・住まわせない環境づくりを組み合わせるのが再発防止の基本です。
施工内容|液剤とベイト剤の使い分け
1回目の施工(2026年3月10日)
| 作業人数・時間 | 1名/約1時間 |
|---|---|
| 使用薬剤(散布剤) | ベクトロンFL(防除用医薬品/有効成分:テネベナール〈一般名ブロフラニリド〉) 50倍希釈 8リットル使用 |
| 使用薬剤(ベイト剤) | マックスフォースジェルK(第2類医薬品/有効成分:ヒドラメチルノン) 60g |
| 施工箇所 | 厨房の床面・厨房機器の裏面・ホールの収納扉内部・コールドテーブルのモーター部・配線モール内部 |
床面や厨房機器の裏面など、薬剤を散布しても問題のない場所にはベクトロンFLを使用しました。メタジアミド系という新しい系統の有効成分で、既存の薬剤が効きにくくなった個体群にも作用が期待でき、残効性が長いのが特徴です。
一方、コールドテーブルのモーター部のように電装品がある場所に液剤は使えません。こうした箇所にはベイト剤(マックスフォースジェルK)を点状に設置しています。
今回とくに時間をかけたのが、配線モールのカバーを外して内部にベイト剤を設置した作業です。配線まわりは暖かく、外から見えないため、チャバネゴキブリにとっては絶好の巣になります。ここに手を入れられるかどうかで結果が大きく変わります。


電気配線のまわりは常にほんのり暖かく、暗くて狭い。チャバネゴキブリにとっては理想的な住処です。写真のように内部にフンが付着していれば、そこで生息している何よりの証拠。表面にいくら薬剤をまいても、ここに巣が残っていればすぐに数が戻ってしまいます。
2回目の施工(2026年4月3日)
初回から約3週間後に再訪問。この時点で、あれだけいたチャバネゴキブリがほぼ確認できない状態になっていました。生息の可能性が残る箇所を点検し、必要な場所にベイト剤を補充しています。
3週間で一気に減った3つの理由
- 見えない場所まで手を入れたこと|厨房機器の裏、かがまないと見えない隙間、配線モールの内部。ゴキブリが実際に潜んでいる場所に薬剤を届けられたことが最大の要因です。
- 場所ごとに薬剤を使い分けたこと|電装品まわりに散布剤は使えません。逆に広い床面をベイト剤だけでカバーするのは効率が悪い。場所に合わせて選ぶことで、店舗全体をもれなく処理できました。
- 連鎖効果で巣の中まで届いたこと|ベイト剤を食べた個体のふんや死骸を他の個体が口にすることで、直接薬剤に触れていない個体にも効果が広がります。今回使用した2剤はいずれも連鎖効果が期待できるタイプで、隠れている個体にまで届いたと考えられます。
お客様の声
「あんなに多くて困っていたのに、こんなに早く駆除できるとは驚きました。営業中にヒヤヒヤすることがなくなりました。」
名古屋市港区・和食店さま
その後の管理|月1回の定期訪問で「いない状態」を維持
駆除が終わったあとも、月に1回の頻度で訪問し、状況に応じて薬剤を使用しています。おかげさまで現在はゴキブリが見られない状態を維持できており、作業時間も約20分まで短縮されました。
飲食店のゴキブリ対策で大事なのは、駆除して終わりにしないことです。段ボールやケースへの紛れ込み、お客様の荷物、近隣からの侵入など、再侵入のきっかけは日常的にあります。定期的に点検して早い段階で手を打つほうが、結果的に手間もコストも抑えられます。
よくあるご質問
営業中でも施工できますか?
営業時間外での施工をおすすめしています。今回の店舗さまも、開店前の時間帯に作業させていただきました。食材や食器の養生も含めて対応しますので、ご都合の良い時間帯をご相談ください。
何回で駆除できますか?
生息数や店舗の構造によって変わりますが、今回のように大量発生していたケースでも2回の施工で目に見える改善がありました。初回施工後の3週間程度で効果を確認し、必要に応じて追加施工を行います。
居抜き物件でもともといたゴキブリも対応できますか?
はい。今回のケースがまさに居抜き物件でした。前テナント時代から住みついている個体は、厨房機器の内部や配線まわりなど、見えない場所に巣を作っていることが多いので、そこまで届く施工が必要になります。開店前のタイミングでご相談いただけると、より効率よく対応できます。
市販のくん煙剤(バルサンなど)では駄目ですか?
くん煙剤は隙間の奥や厨房機器の内部まで薬剤が届きにくく、チャバネゴキブリの巣が残ってしまうことが多いです。厨房機器の内部や配線モールの中まで対処するには、分解や部分施工ができる専門業者への依頼をおすすめします。
料金はどのくらいかかりますか?
店舗の広さ・生息状況・厨房設備の数によって変わります。現地調査とお見積りは無料ですので、まずはお気軽にご相談ください。目安は料金一覧ページをご覧ください。
名古屋市港区以外も対応していますか?
ダスキン丸の内ターミニックスでは、名古屋市内および愛知県内の広いエリアに対応しています。詳しくはお問い合わせください。
対応エリア・店舗情報
この施工を担当したのはダスキン丸の内ターミニックス(株式会社下徳運営・名古屋・愛知エリア)です。名古屋市港区をはじめ、中区・中村区・熱田区・南区など名古屋市内の飲食店さまのゴキブリ駆除・定期管理を承っています。
関連ページ
※ 掲載しているお客様の声は個人の感想であり、効果を保証するものではありません。施工結果は店舗の構造・生息状況により異なります。
監修:株式会社下徳(防除作業監督者・JHTC認定HACCPコーディネーター在籍|名古屋・愛知エリア)