愛知県安城市の一般住宅(マンション)にて、トコジラミの防除作業を行いました。今回は作業員5名体制で、約4時間かけて室内全体の処理にあたりました。
トコジラミは繁殖力が高く、家具の隙間や配線の裏、収納棚の継ぎ目など、目につきにくい場所に潜んでいることが多い害虫です。そのためターミニックスでは1つの方法に頼るのではなく、複数の処理方法を組み合わせて対応しています。
今回実施した作業の流れ
1. 薬剤による処理
収納棚やクローゼットの内部、家具の継ぎ目、ベッド下の隙間など、トコジラミが潜みやすい箇所に薬剤を噴霧しました。噴霧器の先端に細いノズルを取り付け、ベッドや家具の下の隙間、収納棚・クローゼットの内部(棚板の継ぎ目やビス穴周り)、引き出しのレール部分など、狭い場所にもノズルを差し込み、ピンポイントで処理を行いました。
作業中、木製の棚の裏板に茶色いシミ状の汚れが見られる箇所があり、こうした汚れはトコジラミの活動の痕跡として現れることがあるため、該当箇所は重点的に処理しました。トコジラミは表面に見える場所だけでなく家具の構造の奥深くに潜んでいることが多いため、棚板を一段ずつ、継ぎ目やネジ穴の周辺まで、できる限り広い範囲を処理することを心がけています。
2. 高濃度二酸化炭素処理
衣類やスーツケースなど、薬剤を直接かけにくい布製品については、専用のチャンバーバッグで密閉し、特許技術(特許第6352000号)である高濃度二酸化炭素処理を実施しました。旅行や帰省の際、知らないうちにトコジラミを衣類やスーツケースに付着させて持ち帰ってしまうケースもあるため、こうした布製品の防除は見落とせないポイントです。
今回は衣類やスーツケースを大型のビニール袋(チャンバーバッグ)で密閉し、専用ノズルを差し込んで高濃度二酸化炭素を注入。袋の中に白い気体が充満していく様子からも、内部全体にしっかりと行き渡っていることが確認できました。衣類やスーツケースの内部は薬剤を直接噴霧しにくく、トコジラミが潜んでいても気づきにくい場所ですが、この処理であれば密閉した空間全体に行き渡らせることができます。
3. クライオナイト(冷却処理)
配線まわりや家具の溝など、薬剤や二酸化炭素処理だけではカバーしきれない箇所には、超低温のドライアイスを噴射してトコジラミを冷却・駆除する「クライオナイト」を併用しています。熱や薬剤を使わないため、配線・コード類の周辺(熱に弱い電子機器の近く)、家具の溝や建具のレール部分、スーツケースや椅子のファスナー周りなど構造が複雑な箇所での処理に適しています。
今回の現場では、収納棚・クローゼットの内部(複数段の棚板すべて)、テレビ台やデスク周りの配線・コードの隙間、障子や建具の溝部分、スーツケース(RIMOWA含む)の内部、オフィスチェアの座面裏・ファスナー部分にクライオナイト処理を実施しました。ノズルの先端からドライアイスを噴射すると対象物の表面が一瞬で白く曇るのが特徴で、狭い隙間にもノズルを差し込めるため、配線の裏側や棚の継ぎ目といった目視しにくい箇所まで処理が可能です。
4. トラップの設置とモニタリング
トコジラミは卵の状態では薬剤が効きにくいことがあり、一度の処理だけで完全に対応しきれない場合があります。そのため処理後も一定期間トラップを設置し、再発の有無を確認することが大切です。
今回は、部屋の隅(壁の入隅)などトコジラミの通り道になりやすい場所に、誘引剤入りの粘着トラップを設置しました。あわせてダスキン/ターミニックスの点検記録シートも設置し、設置日や点検結果を記録できる体制を整えています。
複数の処理方法を組み合わせる理由
トコジラミは隠れる場所によって有効なアプローチが異なります。薬剤が届きにくい布製品にはCO2処理を、配線周りなど繊細な箇所には冷却処理を、というように使い分けることで、処理の精度を高めています。防除作業そのものに加えて、施工後の状況を継続的に確認できる体制を整えることが、再発防止につながります。
今回のような一般住宅・マンションでの防除作業は、家具や荷物の量、間取りによって作業内容や時間が変わります。気になる症状やご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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ターミニックス(株式会社下徳) フリーダイヤル:0120-641-034