従業員の私物からのトコジラミ持ち込みリスクと施設側の予防策

宿泊施設のトコジラミ対策というと、「宿泊されるお客様の荷物からの持ち込み」に意識が向きがちです。ですが、見落とされやすいもうひとつの経路があります。従業員の私物・通勤バッグです。

ダスキン丸の内ターミニックス(株式会社下徳運営・名古屋・愛知エリア)へのご相談でも、発生源をたどっていくと、スタッフルームのロッカーや、従業員の私物置き場が起点だったと考えられるケースがあります。この記事では、この経路への向き合い方をお伝えします。

なぜ従業員経由のリスクを見落としやすいのか

客室の点検は、清掃時にルーティンとして組み込まれている施設が多い一方、バックヤードやロッカールームは、日常点検の対象から漏れがちです。従業員も日々、電車移動や外出をしており、自宅や外出先で付着したトコジラミを、気づかないまま職場に持ち込んでしまう可能性があります。

さらに、私物の話であるだけに、従業員本人が言い出しにくいという事情もあります。「自分のせいで発生したかもしれない」と思うと、かゆみがあっても報告をためらってしまうことがあります。

施設側でできる予防策

1. ロッカー・私物置き場の定期点検を、点検の対象に含める

客室の点検と同じように、ロッカーや従業員通用口まわりも点検対象に加えることで、発見の機会を増やせます。当店の定期点検サービスでも、客室以外のエリアを含めたご相談を承っています。

2. 「責めない」報告の仕組みをつくる

かゆみや異変を感じた従業員が、気兼ねなく報告できる雰囲気づくりが重要です。「見つかったら責任を問われる」という空気があると、報告が遅れ、結果的に客室への広がりにつながりやすくなります。まずは施設側の管理体制の話として扱う、という姿勢を共有しておくことをおすすめします。

3. 清掃スタッフへの基礎知識の共有

黒い点のような糞の跡など、発生のサインを知っておくだけでも、清掃時の気づきが変わります。当店の見分け方のページは、写真付きでまとめてありますので、スタッフ向けの共有資料としてもご活用いただけます。

早期発見が、客室への影響を防ぎます

従業員経由・宿泊客経由のどちらであっても、発見が早いほど被害範囲を限定でき、客室の稼働への影響も抑えられます。ロッカーや従業員動線を含めた点検体制については、まずは施設の状況をお聞かせください。

よくあるご質問

従業員が持ち込んだかどうかは、あとから分かりますか?

発生源を確定させることは難しい場合が多いです。ロッカーや従業員通用口からの調査で、痕跡が見つかることはありますが、「誰が」「どこから」を断定できないケースもあります。原因の特定にこだわるより、早期発見の体制づくりを優先することをおすすめしています。

スタッフルームやロッカーだけを点検してもらうことはできますか?

対応可能です。客室と合わせての調査はもちろん、バックヤードだけの調査もご相談いただけます。まずは現地調査でご希望の範囲をお聞かせください。

従業員から「かゆみがある」と相談された場合、どう対応すればいいですか?

まずご本人を責めない形で、いつから・どこが・どんな症状かを確認してください。そのうえで、ロッカーや自宅から持ち込まれた可能性も含めて、施設側で早めに調査をご依頼いただくと、客室への広がりを防ぎやすくなります。

まずはご相談ください

調査・お見積りは無料です。お電話は 0120-641-034、お問い合わせフォームは24時間受け付けています。

あわせて読みたい:ホテル・旅館のトコジラミ駆除(点検プラン・料金)/トコジラミの見分け方

監修:株式会社下徳(防除作業監督者・JHTC認定HACCPコーディネーター在籍|名古屋・愛知エリア)

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